キャシャーンOP「たたかえ!キャシャーン」の楽しさ
キャシャーンは、タツノコプロが1973年に放映したアニメである。 実際、自分はこのアニメ自体はほとんど見ていない。よって、内容は不明(爆)。 当時のタツノコプロといえば、「科学忍者隊 ガッチャマン」の放映で話題となっていた。 そんなガッチャマンの5人の主人公(と、ここではしておいた方がハクがつく)の中に 「コンドルのジョー」という渋いキャラがいた。このキャラを演じていたのが、本曲を歌われた「ささきいさお」であった。 ささきさんは、ガッチャマンの打ち上げ(飲み会)で、ガッチャマンのOP曲を冗談で歌われたのだが、 実はそれがもとで、同じタツノコプロの「新造人間キャシャーン」の主題歌を歌うことになった という逸話がある(抜擢!!)。よって、本人も言っておられるのだが、 どことなしにガッチャマンのOPを歌われた「子門真人」に歌い方がにている。 さて、説明はこれぐらいにして、本題に キャシャーンは、ささきさんのアニメソング初であるが、数あるささきソングの中でもかなり上位ランクに位置される と考えるのは私だけではないだろう(きっと←^^;) それは、タイトルいや主人公のキャシャーンを繰り返し叫び、 おきまりの「パンチ」「キック」、そして「フレンダージェット」などの決め言葉もある(乗り物なんですけどね)。 大抵、アニメソングなら同様に言葉はあるが、短い曲の中で、その雄叫びの多さは他のソングより群を抜く。 いろいろな要所で楽しめるのだ。 そして曲調は、「ささきいさお」には欠かせない「菊池俊輔」。 以後、続くささきソングの大部分がこの人の作曲である。 俗に菊池節といわれるメロディーの最初であるし、歯切れも良く、一気に駆け上がるような感じに仕上がっており、 歌う上でこれほど爽快なことはないだろう。 また、前記したように、子門氏の歌い方がこの曲のみにはあり、 子門氏独特のブレがささきソングで聞くことが出来る・歌うことが出来る唯一の曲であり、尚歌う価値がある。 さらに、私的にポイントなのは、最後の最後 「キャシャーン キャシャーン キャシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン」 とまで書いても良いぐらいの、雄叫びの延び! 息継ぎを許されないこの雄叫びは、雄叫びの2大ポイント「高さと延び」の後者を象徴するモノ。 70年代のアニメソング内では、これが一番ではないだろうか。 これほどの、ものがそろっていて、歌って不快なことはあろうはずがない。 アニメソング・雄叫びが好きな人なら、必ず楽しめる。是非とも、皆で「キャシャーン」と叫んでもらいたい。 |